元おふろナースの独り言

訪問入浴看護師をしていました。その時の思ひ出などを記録していきます。

訪問入浴がなぜ存在するのか?

あくまでもワタクシの考えですけどね。

 

自分でお風呂に入れなくなった人のためにあれこれお風呂に入るためのサービスがあるのに、なぜ訪問入浴なるものがあるのか?

 

あ、これ特にケアマネさんに見てほしいところです(笑)。

 

といいますか、ケアマネさんの職場(居宅介護支援事業所)に訪問入浴の業者が挨拶という名の営業に来ていると思いますが、そこで言っていることだと思います。ワタクシもサブ的にですが営業もやっていたので(営業もできるナース。嬉しくない)

 

で、なぜ訪問入浴なるものがあるのか?

 

 

前回の記録で書いた通所介護(デイサービス)、訪問介護(ヘルパーさん)、訪問看護では入浴のお手伝いが困難な場合があるので。

 

①外出を嫌がる人とかそもそも外出することが大変、もしくは寝たきりなどで外出できるような状態ではない場合。

 

②自宅のお風呂での入浴介助がヘルパーさんや訪問看護師さんでも困難な場合(お風呂まで移動ができない、お風呂の構造上人が介助できるようにできていない、もしくは危険性が高い)。

 

が主なところかと。

 

もちょっと具体的に書くと寝たきりや障害でご自分では動けない人、自宅内での車いす移動が困難な人、シャワーチェアー(お風呂用のいす)に座るのが困難な人、人工呼吸器や酸素吸入、点滴、カテーテル、ドレーン、モニターなどの付属品がついている人。骨折などで患部の安静が必要な人、心臓や呼吸器系等の疾患があり、入浴による体の負担がかからないようにする必要のある人、死期が近くていつ状態が変わるかわからないけれどもお風呂に入りたい、入れてあげたいとご希望がある人…。

 

自分では自宅のお風呂には入れない、お風呂に入るにあたって何らかの配慮を必要とする人に訪問入浴はご利用いただいております。

 

次はおふろナース(訪問入浴看護師)の役割について書こうかな。